| Maidhc Dainin O Se : O Chicago go Carrachan マイク・ダニン・オ・シェー『オ・シカゴ・ゴ・カラホン』(1998年) ケリーのアコ弾き。見事な銀髪のジャケット写真からすると、かなり年季の入ったプレーヤーでしょうか。その太い腕で赤いパオロ・ソプラーニをパワフルにあやつり、リズムの乱れなど微塵もありません。楽器の調は選曲から察するにC#/Dでしょう。装飾音はあまり使わず、派手な変奏もありませんが、シンプルかつ力強い演奏です。 伴奏楽器はバンジョー、ギター、フルート、ホイッスルなど。特にバンジョーの音が目立ち、良い意味での田舎臭さを醸し出しています。地元ケリーでのポルカやスライド演奏も多く、これは典型的なケリー・アルバムといえるでしょう。 歌い手でもあり、数曲収められた自身のシャン・ノース歌唱では、そのアコ演奏に似て底力のある渋い歌声を味わうことができます。それから、さすが「詩人の国」。アイルランド語による自作の詩の朗読もあり(アコの伴奏つき)。 また友情出演として、コネマラ地方のメロディオン奏者ジョニー・コノリーが1曲参加しています。2人の演奏スタイルのなんと対照的なこと。
(TA)
|