Martin Mulhaire
1993 Green Linnet
Martin Mulhaire, Seamus Connolly & Jack Coen : Warming Up

マーティン・マルヘア、シェーマス・コノリー&ジャック・コーエン『ウォーミング・アップ』(1993年)
 アコのマーティン・マルヘア、フィドルのシェーマス・コノリー、フルートのジャック・コーエン・・・・・3人とも「東ゴールウェイ/東クレア」という1つの音楽文化圏の出身で、アメリカに移住した演奏家たち。いずれも40代後半〜60代のベテラン・プレーヤーです。みずからのバックグラウンドに誇りを持ち、演奏スタイルも当地の伝統そのままを保っています。
 録音にはフェーリクス・ドーランのピアノ伴奏も加わり、ハウス・ケーリー風の暖かい演奏で故郷に伝わる曲の数々を取り上げています。各自のソロトラックもあり。

 アコを弾くマーティン・マルヘアは東ゴールウェイの町エアコートの生まれで、初期のタラ・ケーリーバンドのメンバー(1950年代ごろ)。当然、楽器の調はB/Cで、昔ながらのスイング・チューニングです。長年の経験に裏打ちされた確かなリズムとノリを持つ素敵な演奏は、まさにダンスにぴったり。作曲も手がけ、アルバムには7曲も自作のチューンが収められていますが、どの曲も何世代にもわたって受け継がれてきた伝統曲といっておかしくないほど、まわりにしっくりと馴染んでいます。
 アイルランドの古いダンス音楽が好きで好きでたまらないという人にお薦めの1枚。
(TA)

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