伝説のC#/Dプレイヤー、Johnny O'Leary は今も現役!
高齢のため日本まで来ることはないでしょうけど、目の前で演奏を聴いてみたいものです。
楽器はソプラーニをオリジナルのまま使用。左手はほとんど使いません(時折、思い出したようにベースを入れることはありますが)。左手は蛇腹捌きだけに集中しています。
199? Ossian |
Music for the set 英TOPICから1977年にリリースされたアルバムの再発。残念ながら、現在はカセットのみ入手可能。貴重な録音なのでカセットで入手できるだけいいかも知れません。 しかし、音は最悪です。ここまで酷い音のアルバムも珍しい。一緒に演奏しているウィッスルの音なんかほとんど聞こえません。 でも音の悪さを補って余りある素晴らしいノリの演奏の数々を楽しむことができます。 テクニックの基本は Press & Draw で外側のボタンは余り使わずにブカブカと蛇腹を返して内側のD列の押し引きで音を出しています。そのため。ちょっとリズムが甘く聞こえたりするのですが、不思議なことにこの人の場合はそれが持ち味になってしまっています。 とにかく、この人のポルカは最高!
(HK)
なんと、2002年になってCDで再発されました! ゲットしましょう!! |
| The Trooper ジョニー・オリアリー『The Trooper』 フル・アルバムとしては唯一の完全スタジオ録音(89年)。 雑然としたパブ・ライブでは、いまひとつ判然としなかった装飾音が、ここでは鮮明に聴き取れます。 年齢にして60代半ばの演奏ですが、ジャケット写真からもそのパワフルなオーラが伝わってくるように、まだまだ意気軒昂、元気溌剌、実に矍鑠(かくしゃく)としています。 曲目は、他の地方には知られていないシュリーヴ・ルークラ特有の渋いダンス・チューンが中心で、たとえ定番ホーンパイプ「Boys of Blue Hill」であってもジョニー・オリアリー独特のひねりが加えられています。 彼のレパートリーを集大成した驚異の楽譜集『Johnny O'Leary of Sliabh Luachra』を参照しながら聴けば、面白さも倍増!!
(TA)
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| Johnny O'Leary of Sliabh Luachra /Dance Music from
the Cork-Kerry Border シュリーヴ・ルークラ音楽の大長老の95年のパブ録音で、半数近くの曲でセットダンサー達が参加。個人的には、トニー・マクマホン&ノエル・ヒルによるクレア音楽のライブ名盤『 I gCnoc na Grai ( In Knocknagree)』と双璧をなす傑作だと思っています(偶然にも録音場所はどちらもコーク州ノックナグリーのパブ《ダン・オコネルズ》)。 「ポルカの王様」の異名をとるジョニー・オリアリーらしく、収録された全28トラック中、ポルカは12、スライドは5トラックで、リールはたったの2トラック。アイルランド南部の音楽が好きな人間にとっては、実に痛快なアルバムといえるでしょう。 さすがに70歳を超える高齢のためか指の動きにやや覚束ない部分も見られますが、そこをギターのTim Kielyが控え目な伴奏で上手くサポートし、セットダンスでは、これ以上はないというくらいに全員が楽しく盛り上がっています。 ギター奏者にしろダンサーにしろ、この偉大な長老へ並々ならぬ敬意と愛情を抱いているのが録音からひしひしと伝わってきて、音楽というのはテクニックだけではないのだと再認識させてくれる貴重な一枚です。
(TA)
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ジョニー・オリアリーのその他の音源
★『Set Dances of Ireland: Music for Listening & Dancing Vol.5』(Seadna
005)
セットダンス用の音楽集。ここでジョニー翁は、ケリー地方に伝わる The Square
Jig Setの全フィガー(6曲)を完全に一人で演奏しています。
録音は97年。(ちなみに、このCDでは、ブレンダン・ベグリーのポルカ・セットが、やはり迫力満点の独奏で聴けます)
★『Denis Murphy: Music from Sliabh Luachra』(RTECD183)
シュリーヴ・ルークラを代表する名フィドラー、デニス・マーフィーとの共演が数曲入ってます。1949年録音ということは、実にジョニー20代の演奏!
★『Gaelic Roots』(Kells KM-9514)
ボストン大学主催のアイルランド音楽祭でのライブ録音(90年代)。
なんとジャッキー・デイリー、モーラ・オキーフとのトリオ演奏が1曲聴けます。しかもポルカ!
メチャクチャかっこいいです! しびれます!!
★『An Evening In Sliabh Luachra Vol.1』(Sliabh Luachra Records)
シュリーヴ・ルークラの郷土文化センターを支援するため98年に制作されたアルバム。
当地方の有名無名ミュージシャンが勢揃いしており、アコ奏者ではジョニー・オリアリーの他、デニス・ドゥーディ、ジョン・ブロスナン、ダン・ハーリヒー、ティミー・オコナー、ジミー・ドイル、ドーナル・マーフィーなどが参加。
★ 『The Rushy Mountain : Classic Music from Sliabh Luachra 1952-77』(GlobeStyle
Records CDORBD 085)
その昔、トピック・レーベルからレコードで発売されたシュリーヴ・ルークラ音楽シリーズ全6タイトルより抜粋した編集盤。
ジョニー・オリアリーの『ミュージック・フォー・ザ・セット』での演奏の一部が、ありがたいことに
CDで聴けます。
その他、ポードリック・オキーフやデニス・マーフィー、ジュリア・クリフォード(以上、フィドル)、ビリー・クリフォード(フルート)などの貴重な録音を収録。
★ビデオ『Come West Along the Road』(RTEVC56)
デニス・マーフィー、ビリー・クリフォード(フルート)、デニス・マクマホン(フィドル)との夢の共演が映像で拝めます。これは貴重!
★書籍『Johnny O'Leary of Sliabh Luachra: Dance Music From The Cork-Kerry
Border』
Edited by Terry Moylan : The Lilliput Press 1994
ジョニー・オリアリーの膨大なレパートリーの一部を採譜したもの。ブレンダン・ブラナックによる前書き+解説も凄いですが、巻末のコン・オ・ドリスコルによるテクニックの分析もかなり濃いです。
348曲に及ぶ楽譜(一部、同一曲の別バージョンあり)は、とても丁寧に採譜されています。
三連譜、装飾音もCD収録の録音をほぼ正確に採ってありますので、C#/Dプレイヤーには大変参考になります。