1939年4月11日、ゴールウェイの Kilnadeema という町で生まれ、母親がボタンアコを弾いていたことから、4歳でボタンアコを弾き始める。最初に手にしたのはホーナーのG/G#だったそうで、B/Cを手に入れたのは15歳になってからとか。
この人の演奏は「地味」という言葉とは無縁で、同じB/Cでもここまで華麗に弾くことができるという見本。装飾音といい、蛇腹捌きといい、とにかく最高のボタンアコーディオン奏者だと思います。
数々の名演が残っていますが、録音当時の様子は結構ラフだったようで、A Tribute
to Michael Coleman は1965年11月に5時間半で一発録りされたもの。
1990年、Anne Conroy (あの Oisin のメンバーだった)と結婚。最近は二人でツアーをこなしているようです。
1994 Green Linnet |
A Tribute to Michael Coleman ジョー・バーク&アンディ・マギャン『A Tribute to Michael Coleman』 当時アメリカに渡っていたジョー・バークが、ニューヨーク生まれのフィドル奏者アンディ・マギャンとピアノ伴奏者フェリックス・ドーランの3人で1965年に録音したアルバム。 表題の通り収録曲の大半は、20年代から40年代半ばにかけてアメリカで数々のSP録音を残したスライゴー出身の名フィドラー、マイケル・コールマンゆかりの曲。超有名曲ばかりなので、初心者にもお薦め。モノラル録音というのも、温もりのある良い雰囲気を醸し出しています。 ちなみに音楽家・詩人のキアラン・カーソンによれば、「ジョー・バークが B/Cアコーディオンで行なったことは、マイケル・コールマンがフィドルで行なったことと同じ」、だそうです。 もちろん、生前のコールマンに直接レッスンを受けたこともあるアンディ・マギャンのフィドル演奏も絶品。各自のソロも楽しめます。
(TA)
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| Galway's Own Joe Burke 技術的には既に完成されていて、最新アルバムと聴き比べてもほとんど差がありません。凄過ぎる・・・ こういう初期のアルバムはそのプレイヤーのエッセンスのようなものが聞こえることがあります。 Joe Burke の持ち味は蛇腹の押し又は引きの連続で繰り出される華麗な装飾音の数々。 しかも、メロディラインとほとんど同じ音量で装飾音を入れるので、全体がきらびやかな印象の演奏になるのだと思います。装飾音も三連譜に関しては、同音の三連譜はまず使いません。必ず三つの音の真ん中には別の音を入れています。つまり、音数がやたらと多いんですね。 このアルバムの頃はまだソプラーニをオリジナルの状態で使っていたようなので、装飾音がうるさく感じることもありますけど、1970年代半ばくらいからは楽器をちょっとドライに調整したらしく、細かなニュアンスもはっきり聞き取れるようになりました。
(HK)
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| Two Champions このアルバムは、なんとたったの1時間半で録音したアルバムだそうです。 多分、レコーディングのためのリハーサルなんてやってないんだろうし、その場で曲だけ決めて一発録り、ミックスもなしでそのままリリースしたのでしょう。パブ・セッションの延長と考えれば、驚くことではありませんが。 音についてはちょっと注文をつけたい気がしますけど、それでも二人の達人の演奏にため息が出ます。
(HK)
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1983 Green Linnet |
Traditional Music of Ireland 聴いた回数から言うと、一番の愛聴盤。1973年にリリースされたものですが、現在は Green Linnet からCD再発されています。 元々はモノラル録音されたものを Green Linnet がリマスターしたのですが、あまりいじっていないようでアコーディオンの音がとても綺麗です。 ジャケット、選曲、演奏とも文句なしの名盤。
(HK)
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| The Funny Reel Tribute to Michael Coleman と同じメンバーによる14年ぶりの録音。 なぜか Shanachie のこのシリーズは定番曲ばっかりで、曲を覚えるには最高かも知れません。 録音年代の割にはかなりレトロな雰囲気の音になっています。 演奏スピードはかなり早いです。そのため、Reel より Jig の方がアコーディオンの装飾音等を聞き取りやすいです(この頃には楽器をちょっとドライに調整していると思います)。
(HK)
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| Happy to Meet & Sorry to Part ウィッスルとパイプのオール・アイルランド・チャンピオン、Michael Cooney の初レコーディング作品でもあるこのアルバムは、Joe Burke の一連の作品と異なり歌も入っているし、これがなかなかいい雰囲気のアルバムに仕上がっています。全体の選曲はパイプよりでしょうか。 実はこの3人の演奏シーンが To Erin and Back というビデオにたっぷりと入っているのですが、余裕綽々の演奏には脱帽。 Joe Burke のアルバムの中では一番聴きやすい作品だと思います。
(HK)
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| The Bucks of Oranmore 「アイルランドのサンタクロースおじさん」ことジョー・バークの96年のアルバム。全曲、チャーリー・レノンによるピアノ伴奏付き。本当は左手でベースが弾ける人なのに、ピアノが入っているために右手のメロディー演奏に徹しています(たまにはベースも披露してほしいなあ)。 曲目には、ひたすらリール、ジグ、ホーンパイプが並び、心底この手のものが好きでないと一枚まるごと聴き通すのは、ちょっと疲れてしまうかもしれません。 でも、トリを飾る表題曲「ザ・バックス・オブ・オランモア」での天才的超絶プレイは必聴!
(TA)
Green Linnet の The Big Squeeze(1988) というコンピレーションによると、どうやらこのアルバムは1988年には録音されていたようです。The Big Squeeze のライナーでは1989年にリリース予定とありますが、実際にはお蔵入りの状態でした。そのままお蔵入りにならずリリースされて本当に良かった。 2001年7月現在で確認された Joe Burke の最新録音は、The Irish Folk Festival 2000 というドイツ盤に Joe Burke & Anne Conroy with Charlie Lennon とクレジットされた4曲のようです。
(HK)
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★楽器について
Joe Burke はずっと赤いパオロ・ソプラーニを使っていて、それがトレードマークにもなっていましたが、1991年のビデオ
To Erin and Back では複数の楽器を使っていることがわかります。
最新作、Bucks of Oranmore のジャケットで持っているのは、Bertrant Gillard というフランスのビルダーのもの。これはなぜかロゴが入っていませんが、多分
Joe Burke の好みでロゴを入れさせなかったのでしょう。The Irish Folk Festival
2000 の内ジャケットにもこの楽器を持った写真がありました。
ビデオではその他にも、メーカー不明のソリッド・ウッドの楽器も使っていました。
楽器のチューニングはかなりのスウィングと思われているのですが、ソプラーニに関してはオリジナルよりはドライに調整しているとのことです。