偉なるかな 石井雙石先生
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福子
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0.8×0.8
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小篆印、難しい字面である。ために「子」をこの形にしたと思うが、それでもこうピッタリと来るものではない。
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播州垂水 貫名海堂
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1.8×5.5
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住所印の一つであろうが、この楷書がなかなか出来ない。造像から出ているのであろうにこの柔らかさは何なのだろう。
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三峰
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1.8×1.8
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三の字の位置の絶妙なこと。峰との兼ね合いは余人のまねの出来ることではない。なんでもないのに絶対出来ない印である。
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町田経宇
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3.0×3.0
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印篆で微動もしない。「田」をこんなに大きく作りながら少しも不自然でなく、この印の大きさはどこから出てくるのかとても解明できないが、大好きな印である。三角が一ヶ所しかないのになぜ自然?。
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喝
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2.1×2.7
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鑿印の刻法であることは判るのだが、己がやると不自然極まりないのに、どうしてこのように刻せるのか、感性の違いだけではとても割り切れない。とは言え天性と言うものとも思われず、限りない努力の所産と思えて仕方がない。どんなに見ていても見飽きない。
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無為
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1.8×4.5
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自然型印。借画の印である。つまり、「無」の終画と「為」の一画目が同じなのである。しかも、自然型へのなじみ方は尋常ではない。この瓢逸味は作りうるものでは到底ないだけに教えを受けたかった。残念ながら一度もお逢いしていないのである。
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非心非佛
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4.5×4.5
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大和古印。こんなにこなれるにはどのくらいの修練があったのだろう。肩ひじはらずこんな境地になれるなんて、ただただ凄い。
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歩月
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4.5×10.0
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ガガ-リンが月に到達する何年か前の作品だそうな。わしゃ、とっくに月に行ったよとおっしゃったそうである。地からのもやもやとした気といい、月のなかで兎がもちを搗いてるような、何んとも粋な印である。
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